催眠は魔法だけど、魔法ではありません


催眠(瞑想)状態とは、暗示を受けやすい変性意識状態の1つです。
‪電車の中で半分意識のあるうたた寝をしている状態に近く、誰しもが入る事の出来る現象です。‬
催眠状熊では意識が狭窄しているの‬で、外界からの刺激や他の概念が意識から締め出され1つの事象が意識を占領することによって、深い暗示誘導が可能になります。‬
科学的にも実証されている信頼できる技術です。‬

例えるなら、催眠が麻酔で、暗示が手術そのものです。

※ 催眠状態は、瞑想状態や、心理学でのフロー状態、スポーツでのゾーンに入ることと同じです。

フロー(英: flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいる精神的状態をいう。


◎何の役に立つか?

マインドセットできる

マインドセットとは、これまでの経験や教育、先入観から作られる思考パターンや固定化された考え方のことです。近年では、知識・スキルよりも、マインドセットがポジティブであるか否かが、ビジネスの成果に大きな影響を与えると言われています。

催眠療法はこれらにアプローチできます。

また、こうした症例研究結果もあります。

単回の年齢退行催眠療法が有効であった下痢型過敏性腸症候群男性患者の1例

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/59/3/59_251/_article/-char/ja

スポーツ選手の催眠時における暗示語の研究(1) : スポーツ種目と暗示語の分析

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspeconf/48/0/48_225/_article/-char/ja

298例の大学生を対象とした試験の結果では、瞑想は高血圧リスクが高い人の血圧を下げる可能性を示唆しています。 また精神的苦痛、不安感、抑うつ感、怒り/敵意、対処能力に有効であることも示唆されました。



催眠って怪しくないですか?催眠術と催眠療法は違うのですか?

テレビの催眠ショーやアダルト動画サイトの催眠セックスをみているとそう思いますよね。実際にああしたことができないわけではありませんが、誇張や演出が多分に入っています。また、半分以上はヤラセに等しい過大な演出と言えます。

そして、残念ながら、一般向けの催眠や催眠療法の世界でもそうした誇張や過大広告がみられます。(そうした被害のご報告もよくいただきます)

(統計上、幻覚が見えるほど深い催眠は、術師のテクニックよりも被験者の素養と経験値に依拠する部分が大きく、100〜200人に1人と言われています。しかし、その一方で軽度のリラックスや暗示効果を伴う催眠であれば、どなたでも入ることができますし、日常的に入っていらっしゃいます)

実際の催眠とは、毎日皆さんが入ったり出たりしている意識状態(変性意識)です。

考えごとをしながら自宅への道を歩いてる時、道が正しいかどうかなんて考えずにスマホを見ながら帰宅できます。

リラックスをしながら高い集中力を維持して、道のことを意識せずに帰宅できます。

またある時には、ゲームやスポーツに夢中になって、あっという間に時間が過ぎ去っていることがあります。 

恋をしたり、好きな人といるとドキドキしたり、全てがキラキラしてみえます。

愛する人に抱かれると、いつもより興奮して感じてしまいます。(催眠状態では深いリラックスのためか、感度が高まると言われています)

こうしたものは、催眠術師や催眠療法士にかからなくても体験できる日常の催眠状態=変性意識状態です。

同様に、電車に乗って寝落ちしかけている時、自分の降りる駅に着いたら ハッ と目覚める。

これも催眠状態です。リラックスしながら、高い集中力を維持して 降りる駅 のアナウンスを聞いています。

催眠状態とは、リラックスしながら集中している状態です。 

そして、多くの場合、眠りに入る時にも、リラックスしながら寝ることに無心で集中し、催眠状態 を通過して、眠りに至ります。

心地よくうたたねをしている状態は、起きている状態から眠りに入る途中に、催眠状態でちょうど維持できた状態です。

催眠状態は、別名、被暗示状態と呼び、言われたことを素直に受け入れる状態になっています。

家でうたたねをしている時、お母さんに お風呂はいりなさーい と言われて、なんのことか思考が働いてないのに  うん〜  と生返事を返したことはないでしょうか。

とりあえずYES と言ってしまう。この状態です。



この催眠時に、NLPという神経言語プログラミングに基づき、お客様にあった暗示を行うのが一般的な催眠療法で、催眠術も同様に何らかの暗示をかけて行います。

※ NLPが開発された1970年代のアメリカではベトナム戦争が起こり、心理的な疾患を抱えた帰還兵が多く社会問題となってました。その帰還兵への精神的ケアに大きな効果をもたらしたのがNLPでした。その後、NLPはその効果が評価され、ビジネスの現場など幅広く使われるようになっていきました。

場合によって、後から暗示を発動できるよう アンカー 錨 として、ジェスチャーや言葉と紐付けて暗示をかける場合もあります。

ただし、

例えば、セックスが怖い、という顧客がいたとします。

セックスが好きになる、という暗示をかける催眠療法では一時的な効果か、それすらも見込めないことがあります。

なぜセックスが怖いのか? その前意識下、潜在意識下での本心や理由をカウンセリングによって自ら言語化していただき、将来に向かう方向と照らし合わせて、セックスが怖いという感情とどのように向き合うべきかも含めて、根本となる本質をご自身の気づき、から解決する必要があります。

そうした意味で、催眠状態への誘導→カウンセリング→コーチング→ご自身の気づきからの自己暗示 に導くことが、Jedek の考える 催眠療法士の仕事と言えます。



催眠状態への誘導には、最新の技術を用います。

催眠状態への誘導というと、振り子や、だんだん眠くなる、といったクラシックな言語誘導を想起する方も多いと思いますが、Jedekでは、ミルトンエリクソンに代表されるような、非言語での誘導をメインに行います。

言語を用いる場合も、クラシックな誘導ではない方法で通常の会話やカウンセリングを行いながら、気づかないうちに催眠状態へと誘います。眠くなることも、意識を失うこともありません。



占いは暗示?

まず、占いを信じる気持ちと、今世の生き方を前世や運命に求めることを一旦やめてみませんか?

あなたは、もっとパワフルに、もっと自分らしく生きたいはずです。

自分が変われば人生も世界も変わるのに、過去(それも前世)や統計記録さえわからない不確かな統計学問の占いや、占いが暗示となってつくりだす運勢や運命に責任を押しつけて、自分の価値観や判断に無責任になることをやめることがスタートです。

※ 占いを信じる人にとって、占いは当たる、占い通りのことが起きる、という自己暗示が働き、無意識がその結果になるような行動をとらせたり引き寄せます。また今度、詳しく解説しようと思います。占いを統計学と言う方もいますが、主観的な幸不幸を数値化することはできません。また実際にそうしたデータもありません。一例として血液型占いは日本以外ではポピュラーではありません。血液型占いがないので、性格の違いや運勢を血液のせいにする人はほとんどいません。つまり、信じていなければ、暗示は働かず、占いは成立しないのです。

人生は、今の思いや決断選択しようとしていること、によって、因果関係の一番強い未来が確率的には起こり得る未来となるはずです。

占いの結果が暗示となり、占いを受けた人がその未来を自ら選んで歩いてしまうことがあるのです。

マトリックスにあった、花瓶を割るシーンです。預言者に花瓶を割ると言われたから割ったのか?割る運命だったのか?

しかし、瞬間瞬間枝分かれする未来の可能性を正確に当てるなんて無理だし、自分が選択することに意味があり、未来は変えられます。

人生をより良く変えるために、様々な本や法則や方法、セミナーなんかがでていますが、大きくわけると結局のところ、以下の4種類になります。


① 成功者の法則系アプロ ーチ
② 心理学脳科学系アプロ ーチ
③ 量子力学波動系アプロ ーチ
④ スピリチュアル系アプロ ーチ

最初に結論を書いてしまいますが、この4つについて、何冊も関連する書籍やセミナーの勧誘サイトを読みましたが、最終的に【潜在意識】の使い方の話になり、この4つとも、どこかで互いのアプローチの話に置き換えてもおかしくないような展開になります。

①成功者法則系アプローチは、成功者に共通の考え方や法則を説くもので典型的な自己啓発です。7つの習慣とか、アンソニーロビンス等もこのカテゴリーです。ポジティブな考え方が習慣になり、習慣が行動をつくり、行動が人生をつくるというものが多く、ベースに人生を楽しむこと、目標を持つことの重要性を説きます。どの本も最終的には潜在意識をどのようにポジティブに変え、思考や目標を刻み、習慣とするかに集約されます。テーマが大きなものでは、愛や宇宙や波動に言及する傾向があります。

②心理学脳科学系アプローチは、催眠療法の基礎となった心理学や脳科学にアプローチしながら、コンフォートゾーンという脳が心地よいと感じる生活や思考ゾーンをどのように打破し、高みにのぼるか、という点に触れられます。コンフォートゾーンを打破するために、潜在意識を活用する必要があり、アファメーションや瞑想、催眠療法や自己暗示を使うことが必要とされます。

③量子力学系アプローチは、存在は波動であると定義し、波動を変えるために感情や意識を理想の波動とあわせることが必要と解説しますが、その方法として、脳科学を通して潜在意識へのアプローチ(アファメーションや催眠、瞑想)が推奨されています。(量子催眠療法というものもあります)引き寄せの法則も似たもの、延長のものとして説明される傾向があります。引き寄せの法則は、人が潜在意識レベルでイメージをしたら、そのイメージのパラレル宇宙が誕生して、そのパラレル宇宙と現実との逆量子もつれというか同期によって、現実がかわる、といったような内容です。エヴェレットの多元宇宙解釈を説明に用いる場合もあります。スピリチュアルを量子力学で説明しようとする内容ですが、最後は潜在意識と脳科学になります。

※ 量子力学における多世界解釈

ヒュー・エヴェレットの多世界解釈 (MWI) は、量子力学の解釈のいくつかある主流の一つである。量子力学の一つの側面として、ある観測は絶対的に予測することができないというものがある。代わりに、異なる確率を持つ起こりうる観測の幅がある。MWIによると、これらの起こりうるそれぞれの観測は異なる宇宙に対応する。6面のさいころが振られたとすると、その各結果が量子力学の可観測量に一致する。さいころは、すべての6通りの可能性に対応する6つの異なる宇宙に落ち込む。(より正確には、MWIでは単一宇宙(英語版)のみが存在するが、多世界へ分裂してからはそれらは一般的に相互作用することができない。

④スピリチュアル系アプローチは、アカシックレコードをみたり、天のエネルギーを受け取るために、意識を高く上昇させたり、瞑想(トランス、催眠)状態に入る必要があります。現世での人生の困難を前世からの因縁や、自己暗示によるブロック、他者からの波動干渉のせいだと考える傾向もあります。催眠状態では幻覚をみる方もいたり、前世療法も行うため、②や③ととても似ています。
また、ブロックも潜在意識の固定概念や自己暗示と考えるとポジティブ思考や人生を楽しむ①の成功者法則系アプローチとも似ています。
量子力学系とも親和性が高く、自己の魂とか存在、ソウルとか、波動といった言葉を使いますが、結局のところ、それらは潜在意識の話になります。

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このとおり、①〜④ いずれも最終的に【潜在意識】を使う点で共通しており、その使い方も含め、最初から最後まで大きな違いはありません。

要約すると

自己の価値観で、幸せを感じる状況をよりリアルに思い描き、目標にし、考え方や意識、感情それらを幸せな状態、目標にフォーカスさせます。そのためには、潜在意識を活用します。そうすれば、潜在意識から意識が変わり、意識が変わると行動が変わり、行動が変わると習慣が変わり、習慣がかわると人生が変わります。

心理学でいうフロー
瞑想でいう瞑想状態
スピリチュアルでいうトランス状態
スポーツでいうゾーンに入った状態
催眠でいう催眠状態

これらは全て同じで、リラックスしながら集中力が高まった状態かつ、潜在意識が平常時よりも優位な状態 のことです。


人間、中身は何でできている? となると、考えていること(意識と感情)と、その考えをつくっている潜在意識だけなのですから、さらに自分らしくよりよい人生に伸ばしたい場合、あるいは人生を変えたい場合、人の中身を心と呼ぼうと魂と呼ぼうと、量子・波動と呼ぼうと、何と呼ぼうとも、(※ ここではとりあえず潜在意識と呼びます)それを変えるしかないのです。



Jedek では何をしてくれるの?

ポジショナルリリースと催眠を用いたオイル整体、または催眠を用いた潜在意識レベルでのカウンセリングコーチング、のどちらか、またはその両方です。

振り子や言語で「だんだん眠くなる、とか、息を吐くたびにリラックスをします、とか、嫌いなものが好きになる、とか、セックスの感度があがる」といった素人でもできる簡単な直接暗示をかけたりはしないので(希望がありましたら、直接暗示はご自身でのやり方をお伝えしたり、無料のオリジナル音声をプレゼントできます)お一人では解決の難しい問題に対して、より高度な言語、非言語の誘導で自らの気づきに至っていただく会話を行います。そして、それは深いリラックスと身体的心地よさを伴います。



ミラーニューロン

霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞です。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をすることから名付けられました。

脳にミラーニューロンがあるおかげで、私たちは相手の行為や意図、感情などを理解できるそうです。 

また、メディア(ゲームや映画を含めた広い意味で)上でも、ミラーニューロンが働くことがわかってきました。

Jedekでは、催眠や施術、カウンセリングにおいて、ミラーニューロンの働きを活かして共感ベースのセッションを行います。

施術者自身が先行して深い催眠状態に入ることで、お客様のミラーニューロンからお客様を催眠状態に誘い、共催眠に入ることで、より深いセッションを実現します。

シンプルにポジショナルリリースベースの身体のオイルボディ調整のみを受けたいお客様も大歓迎です。

ポジショナルリリースは、硬結や圧痛点をクライアントの楽なポジション(姿勢)に一定時間保持することで筋肉の緊張をリリース(解放)するセラピー(療法)です。

ポジショナルリリースを組み込んだオイル施術で血流が良くなると血管から天然の一酸化窒素が放出されます。

一酸化窒素は血管を拡げます。

血管の中を血流が刺激▶︎血管が一酸化窒素放出▶︎血管拡張してさらに血流アップ▶︎血管が一酸化窒素放出

のループで筋肉が効率的に深くほぐれてゆき、心とともに適度に心地よい催眠状態に自然と入っていただけます。



催眠療法と仏教

カウンセリングや催眠療法は、元々は仏教における禅問答や内観瞑想、読経、放下ととてもよく似ています。

先人の知恵で、そうしたものが何らかの役に立つ、と考えられていたのだと思います。

禅問答は、カウンセリングやコーチング

内観瞑想や坐禅は、催眠

読経は、催眠暗示

放下は、執着を棄てる、ということで、催眠カウンセリングやコーチングの結果、気づきに至ること

ととてもよく似ています。

読経が催眠暗示と似ているというのは、経典は真理を説いた言葉ですので、唱えながら瞑想(催眠)状態に入り、暗示のように真理の言葉を潜在意識に浸透させるためのものだと考えると、まさしく催眠暗示なのです。

そこで、少し仏教について触れてみたいと思います。

まず、 【五感】とは、
目・耳・舌・鼻・皮膚を通して生じる五つの感覚。視覚・聴覚・味覚・嗅覚(きゆうかく)・触覚のことです。

仏教の世界では、五感の眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)の前五識と区別して、第6番目(第六識)として「意識」があるとされています。

仏教で俗に言う「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」とは、この眼耳鼻舌身意が清浄になるように唱える言葉です。

さらに、大乗仏教では、この全6識は、さらに細分化され、6種類ではなく8種類になります。

眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識 の他に、末那識・阿頼耶識を加えた8つの識です。

末那識(まなしき、梵: manas)とは、阿頼耶識を所縁(=対象)とする識であり眼、耳、鼻、舌、身、意という六つの識の背後で働く自我意識のことです。

催眠や心理学では、これを潜在意識と呼びます。

阿頼耶識(あらやしき、梵: ālaya-vijñāna、आलयविज्ञान)とは、大乗仏教の瑜伽行派独自の概念であり、個人存在の根本にある、通常は意識されることのない識のことです。8つの識の最深層に位置するとされています。

これは、催眠や心理学では深層無意識と呼ばれます。深層無意識は集合無意識とも呼ばれ、個体を超えて繋がっていると考えられています。

奇しくも、西洋の学問と、東洋の宗教で同じ考え方をしているのです。

末那識、阿頼耶識は無意識、深層無意識のこと。阿頼耶識は諸法の種子を集め、諸法を生起するといわれています。

諸法とはこの世の理(ことわり)であり、平たく言うとこの世界そのものです。

仏教において種子(しゅうじ बीज bīja)とはいろいろの現象を起こさせる可能性であり、可能力のことを言います。

諸法の種子とは、この世界のあらゆる可能性、という意味です。

あらゆる可能性とは、まだ何も決まっていないシュレディンガーの猫のような状態、量子的重ね合わせの状態とも似ているかも知れません。

インド哲学のアドヴァイタ・ヴェーダーンタの不二一元論では以下のように考えられております。

ブラフマンが「未展開の名称・形態」を展開することで、虚空から風、風から火、火から水、水から地の順番で五大が展開し、五大より身体が生じ、ブラフマンはアートマンとしてこの身体に入る。よって、アートマンは物質的な身体とは全く異なるが、人の個我(アートマン)はブラフマンと同一・不異である。

「未展開の名称・形態」は、何とも言いあらわすことのできない未確定・未分化の状態にあるもので、物質的であり、純粋精神であるブラフマンと本質を異にするが、ブラフマンの中にあり、ブラフマンから独立した存在ではない。「未展開の名称・形態」から展開した諸現象・物質的な現象世界は、無明(アヴィディヤー、無知)によって仮にあるように見える虚妄、真実には存在しないマーヤー(まぼろし)のようなものである。

シャンカラの思想の中では、無明とは付託(adhyāsa 増益)であり、「付託とは前に知覚された甲が、想起の形で、乙の中に顕現することである」と簡潔に定義しています。

そして、現象界の万物の本体は平等であるが、高下・善悪などの様々な違いがあり、(差別相、しゃべつそう)人が経験する現実では多数の個我があり、人は、無明によって迷い、輪廻から抜け出せない、とされています。

Jedekでは、施術でお客様の六根(身体感覚)を清浄化し、催眠で末那識、阿頼耶識(無意識、潜在意識)に触れ、そして、堂々巡りの思考や悩みから抜け出すお手伝いをさせていただくことを理念としております。

仏教と比較をいたしましたが、完全に無宗教ですので、安心してお越しください。



心と身体が健康になると、食欲、性欲、睡眠欲の三大欲も回復します。

施術中、カウンセリング中、お客様がこの3つの欲をその場で回復されることを実感していただけると思います。

また、催眠状態では、安らぎのみならず、暗示なしで身体の感度が高まることが副作用として公式に注意勧告がなされております。

脱力し、性を楽しむ感覚を、健全な施術の中でお楽しみください。

※ 古来より中国には房中術の伝統があり、古代インドには性愛論書「カーマ・スートラ」が様々な性行為について具体的に論じています。またチベット密教の寺院には男女が合一する様を描いた歓喜図、歓喜像が存在しています。

そして、密教の理趣経では性欲を賛美する「十七清浄句」が記されています。

理趣経のテーマは“煩悩即菩提”という内容で、菩提とは覚りを欲する心のことです。つまり、あらゆる煩悩や欲望は本来清浄なものであり、この菩提心の現れであると説いています。

数ある欲望の中でも性欲は特に重視され、第1章にあたる初段では男女の合一による覚りへの道が示されています。

冒頭でいきなり「妙適清浄の句、是れ菩薩位なり」と説いています。妙適とはオルガスムス、エクスタシーのことで、性欲の快楽はそのまま菩薩の境地であると書いています。さらに「欲箭清浄句、是れ菩薩位なり」「触清浄句、是菩薩位なり」と続き、欲望やセックスも菩薩の境地としています。以降17にのぼり性欲を賛美する教えが展開されたものを、「十七清浄句」と言います。

この人間本来の自然な欲と快楽を、個人の楽しみにとどめるのではなく、人類愛にまで高めて世の中の役に立てなさい、という教えだそうです。

折しも、2024年1月17日、キリスト教カトリック教会を率いるローマ教皇フランシスコはヴァチカンにおける定例の説教の中で、性的な快楽は「神からの贈り物」だが「忍耐によって律する必要がある」と話しました。



ここまで長く書いたのですが、結局のところ、カウンセリングや催眠療法やマッサージは、集約すると、瞑想、読経、人助けしながらマッサージしていたバンコクのワットポー寺院や原始仏教の小規模な現代版と言えます。

新しいように見えて、新しいものは何もありません。



最後に、明確な目標と意志、そして信じる気持ちは、あらゆる問題を改善し、乗り越える暗示になります。


どうか、ご自身の力を信じてください。